【巡回監査】研修会参加報告
こんにちは
職員の反町です。
11/7 TKC川越センターでの「巡回監査レベルアップ講座」研修に参加させていただきました
内容をご報告します!
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10:00-13:00 巡回監査レベルアップ講座
講師:石井 孝史 先生
借入金
銀行からの借り入れは前月と元金が一致していれば問題ない。(預金などでも確認しているため)
役員からの借入金に関しては、売上除外等で隠していた資金を役員個人からの借入金として会社に還流している例があるから
きちんと証憑書類をそろえてもらう。
☆未払金・未払費用の違い
未払金…広告など継続されない取引
未払費用…給料など継続される取引
↑(・o・)< なるほど...
賞与引当金
会社の計上方法がしっかりされているか確認する。(不当に高い、安いなどはないか)
減価償却費
期中の固定資産等の購入で期中の減価償却見積額が変化した場合、月割計算額を変更してもらう。
・減価償却費はチェック忘れに注意する
(特に耐用年数、償却方法間違い注意!)
販売費および一般管理費
「通信交通費」は”通信費””交通費”で分けて入力する。
人件費全般
新入社員が入ったら①履歴書の確認、しばらくしたら②日報等の確認をして、その人がきちんと存在するのか確認する。
交際費
香典は領収書がでないから、もらったハガキを証拠として残しておく。
その名前を見て取引している会社の関係の人かどうか?を見る。
修繕費
修繕した箇所を実際に確認する。
確認するときは修繕は終わってるから、写真を撮っておいてもらう(軽微なものは関与先に、その他は修繕会社に撮ってもらう)
※性質が良くなってる→固定費 そのまま→修繕費
↑(・o・)< 内容のちょっとした違いで別費用になるの!?
一緒だと思っていました。
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取引の証拠を残してもらうこと、チェックする際に整合性はきちんととれているかの確認、、、
丁寧に行っていかないとなと感じました
役員からの借入金を会社の資金を役員からの借入金として処理していないかという点は
証憑書類などでしっかり確認していきたいです
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②リスクマネジメント制度実践講座
14:00-17:00
講師:金子 俊哉 先生
リスクアセスメントの手順
リスクの特定→リスクの分析→リスクの評価
・ハインリッヒの法則
1件の重大な災害の下には、数百件の無傷の災害・不安全行動、状態が存在する。
リスク分析の後は、”リスクマトリクス”を使用してリスクの大きさを決定する。
※リスク発生確率を大まかに理解する。
・損害保険の歴史
もともとは”海上保険”から始まったとする説が有力。
保険料構成比
1位 自動車 44%
2位 火災 17%
3位 傷害 13% など
↑( ;∀;)< 自動車保険には、私も事故を起こしてしまった際に大変お世話になりました。
やっぱり割合としてダントツですね
・損害保険のプログラム
損害保険のトラブルで一番多いのは「保険支払いの対象になる・ならない」に関するもの
…なぜプログラム?
プログラムはシステムを発注者の意図したとおりに動作させるためつくるもの。
発注者の意図を正確に把握→開発作業→動作確認の手順を踏む。
・プログラムミスにどのようなものがあるのか
例)補償範囲の設定ミス
水災リスクが高いことを見落として、「限定補償型」で契約した
→水災補償には「限定補償型」「拡張担保型」があり、どちらを選ぶか慎重に判断する。
・プログラミングのポイント
①保険でどこまでやるのかを明確に
→あいまいな状態で組むと、正確に保険を組めない
②保険金受取者を明確に
→所有権のない建物に火災保険をかけるなど、保険金を受け取る権利をもたない契約は役に立たない。
③行動にどれたけお金が必要かを明確に
事故などに災害した企業は建物の再取得など、事業を早く復旧させるために行動をとる。
保険金はその”行動”にかかる費用をまかなうものであるため、想定される事故に対して支払われる保険金がその費用を満たしていることを確実にしておく。
④事故発生→有無責判定→保険金支払いまでのシミュレーションをする
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リスクアセスメントレポートは、細かくリスク分析ができ、関与先への説明もしやすい造りになっていました。
1件の重大事故には数百件の小さな不安全な出来事が隠れていて、、、何事も小さいことの積み重ねであり、
良くも悪くも一つ一つキチンんとこなしていかなければと痛感しました。
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講師の 石井先生、金子先生
ありがとうございました
│ 反町 楓(Kaede Sorimachi)
│
│ 355-0027 埼玉県東松山市美土里町6-67
│ TEL:0493-81-6162 FAX:0493-81-6163
│ E-mail:hattori.tax@tkcnf.or.jp
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by EYE_MARKS
| 2017-11-08 11:15
| 研修